サッカー”ヘタクソ”代表としてクロアチアでプロ契約!三木 健の挑戦です

プロジェクトカテゴリ : サッカー

東ヨーロッパから夢のチャンピオンズリーグへ!エンカ ストゥープニック所属プロサッカー選手・三木健の挑戦をご支援ください

このプロジェクトについて
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企画者:三木 健
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こんにちは、三木 健です。クロアチアリーグ3部・NK STUPNIK(エンカ ストゥープニック)への加入が決定しました。東ヨーロッパから夢のチャンピオンズリーグへ!皆様のご支援をお待ちしています。

◇転機となったボスニア挑戦

大学生をしながらタイを中心にサッカー留学を繰り返していた僕に転機が訪れたのが、2011年8月のことです。大学を卒業して「ヨーロッパでサッカーをしたい」と常々言い続けていたら、知人の元プロ選手の方からドイツのクラブを紹介いただくことになりました。少し時期が遅いので契約に至らないかも・・・と前もって言われていましたが、向こうに行かないと何も起こらない!と思ってトライしました。

やはり期間的な問題もあってドイツでは契約に至らなかったんですが、プレー自体は評価してもらっていました。だから帰国は考えなかった。その後、チェコやスロバキア、クロアチアでトライアウトを受け、最後に行き着いた場所がボスニア。2部に所属するFCウニス・ボゴスチャというクラブと契約できました。オシエク(クロアチア1部)との練習試合に左サイドバックで出場し、いいプレーができたんです。そこで監督に認めてもらいました。

結果、ボスニアリーグに出場した最初のアジア人選手になりました。その上最終節でゴールを決めることが出来て・・・。これもアジア人初です。さらに2部での活躍が認められて、2012年には1部のFKスロボダ・トゥズラと契約できました。三木

それでも最初はなかなか馴染めずに、もがいていた時期もありました。チームメイトが「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれたし、クラブの代表もまめにメールをくれた。ウニスのみんなとは今でも交流があります。決して強いチームとは言えなかったけど、僕にとってヨーロッパでの最初のチームがファミリー的なウニスで本当に良かったです。

◇きっかけはストリート

次に所属したトゥズラは言ってしまえばボスニアの田舎街です。そんな場所に日本人がいること自体、彼らにとってはありえないことのようでした。指をさされたり、陰でひそひそ話をされたり・・・。街に出るのが正直嫌でした。

それでも、今まで誰も行ったことがない、未開拓の国で、しかも1部のクラブで挑戦できるのは僕にとって魅力的でした。例えばドイツでは日本人の評価も高いし、ある程度やりやすい環境にあると思います。それに比べてボスニアでは依然、日本人=ヘタクソというイメージがある。マイナスからの挑戦ですが、だからこそやりがいもありました。

いいきっかけになったのが、子どもたちとのストリートサッカー。最初は「キーナ、キーナ(中国人)」と笑われていましたが、気にせず一緒にストリートに興じました。で、気がつくと周囲に子どもたちの輪が出来てた。「あのキーナはすごい!」って(笑)

そこで初めて僕が日本人で、トゥズラに所属する選手であることを告げると、皆が好意的になってくれました。応援してくれるようになりました。サッカーは共通言語なんだ、と改めて思い知らされました。

ボスニアで培った順応する力は、今後の僕のサッカー人生において必ず役に立つと思います。結果的にストリートがきっかけになったんですが、そこに計算なんてなく、単純にサッカーしたいなって思ったら、気がついたら子どもたちとボールを蹴っていた。結局、サッカーが大好きなんですね。

◇新天地クロアチアでの勝算



今度行くクロアチアはボスニアと比較してテクニカル。戦術に長けた監督も多いという印象です。選手の個人能力の見極めで4-4-2、3-5-2と戦術を変える監督もいます。3-5-2は僕の得意なポジションであるサイドバックも生きますし、リーグや選手の能力はボスニアより格上なんですが、リーグの特性という点では僕にあっていて、監督やコーチに評価もされやすいと感じます。判断のスピードやポジショニングの精度をあげていくことで、きっとやれると思います。

あと、ボスニアで獲得したスキルも発揮できそうです。僕、ずっと「足が遅い、遅い」と言われ続けてきて、それがちょっとしたコンプレックスだったんですが、ボスニアではフィジカル的な速さ・・・単純にスピードをあげるための努力と研究をしてきました。筋トレしたり、本を読んだり。特にボスニアのサッカーは体力勝負で中盤をがちゃがちゃっとやって、パワープレーで局面を打開するサッカーなんです。それに慣れようと努力した結果、クロアチアでは「お前、足が速いな」って。スピードで評価を受けたことはサッカー人生初です(笑)

◇”ヘタクソ”との代表として、夢のチャンピオンズリーグへ!

僕には、チャンピオンズリーグに出たい!という目標があります。以前はおぼろげな目標だったんですが最近は、最高峰の舞台でアンセムを聴きたい!と強く思うようになりました。それが出来るのが西ヨーロッパではなくて東ヨーロッパかな、と。いきなりドイツやスペインでプロ契約をしたい、と言ってもそれは現実的ではないんです。目標はとても大事なんだけど、現実との兼ね合いも大事。優秀な指導者や多いし、育成が充実していて優秀な若手が多い東欧は、僕が夢をつかむための大事な場所なんです。

僕はサッカーが”ヘタクソ”な人間の代表だと思っています。選抜と呼ばれるものには一度も入ったことがないし、中学も高校も、チーム内には僕よりスキルがある選手はたくさんいました。「上手い」なんてサッカーをはじめて一度も言われたことがない。監督やコーチにも「お前はプロになれない」と言われ続けてきました。けど、それで発奮できたんです。やってやろう!と。後悔はしたくなかった。

武器をひとつだけ磨こうと、キックの練習だけはひたすらやってきました。何ならキッカー要員でいいや、くらいで。左利きという利点もありましたが、頑張りと真面目さだけを取り柄にキックが武器と言えるくらいに練習してきました。

僕自身、「上手い選手がプロになる」って思っていましたが、僕みたいに上手くないことがコンプレックスの選手がいたっていいですよね。上手いって言われたい。上手くなりたい・・・単純に、その一心でサッカーに打ちこんで、環境を追い求めた先に、目標であるチャンピオンズリーグがあったらいいなって思います。

【プロフィール】
三木 健(みき・たけし)
1986年4月8日 東京都出身 171cm 65kg DF

略歴:
2008年 ボーラムウッドFC
2009年 アルビレックス新潟シンガポール
2010年 ロンブリーFC
2010年 スパンブリーFC
2011年 FCウニス・ボゴスチャ
2012年 FKスロボダ・トゥズラ

2014年 エンカ ストゥープニック

三木

三木



◇支援金の使い道について

今回、この場を借りて集めた資金は東ヨーロッパでのチャレンジに使いたいと思っています。

プロジェクトオーナー

三木 健

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現在の支援金総額

  • ¥12,000
  • サポーター3 人

このプロジェクトはSUCCESSせずに
2015/01/31 に終了しました