高木聖雄から支援者の皆様へ。心からのお礼をご用意させていただきます。

※支援者全員のお名前（ご登録ユーザー名）を高木聖雄自らが感謝の気持ちをこめて日の丸に手書きしていきます。その様子は活動報告の中で随時アップデートしますので楽しみにお待ちください。あなたの想いは確実に届いています。

◇聖地・グリーンビルへ

ノースカロライナ州グリーンビルはBMXの聖地であり登竜門として知られています。施設が充実しているのはもちろんですが、一番熱いのは“シーン”。世界チャンピオンのデイヴ・ミラーが作った世界クラスのパークがあって、そこで練習したくて世界中からトップライダーが集まってきます。最高の環境でどっぷりトレーニングすることで得られるものは大きいと思います。

過去僕はメルボルンやトロントへのBMX留学の経験があります。が、実はアメリカには未だ一度も行っていません。今回こそ、絶対に聖地といわれる場所に足を踏み入れたいんです。

ここ４年ぐらい、やっと世界大会に常時出場できるようになりました。最高位は昨年のBMX JAM（カナダ/トロント）で世界19位です。日本でも最高位を決めるペルージャカップで連覇を果たすことができました。だけど、このままのやり方だと今の成績が限界だと感じています。

これまではどうしても目の前の大会が終わるとスイッチがオフになってしまって、リズムが作れなかった。今回、グリーンビルで刺激をもらうことで、年間通じて戦いきるための自分の中のBMXスイッチがオンになると思います。



◇４年以内に世界大会で優勝

「聖雄は目立つし、技術もある。けど、結果を出せていないよね」
３年ほど前にある先輩から言われた、厳しいけど愛情のある言葉です。このひとコトがきっかけで明確な目標をたてました。それが、“４年以内に世界大会で優勝”です。28歳までに目標を成し遂げて、競技者としてのBMXはひと区切りにしようと考えています。

４年以内に世界大会で優勝――この言葉を毎日、紙に書いて言葉にして自分の脳に刺激を与えるようにしています。そうすることで、だらけることなく競技に向き合えます。

もちろん、時期と目標を設定することはプレシャーにもなりますが、僕自身、プレッシャーを楽しめる性格です。期待に応えたいという想いのほうが強い。「頑張れ、頑張れ」と言われるとひたすら頑張れてしまいます。

今回のプロジェクトにおいても、支援者の皆様の想いを自分自身の力に変えていけると思います。支援者の皆様と一緒になって何かを目指すって、自分ひとりで勝ちとるもの以上に価値のあるものだと思います。



◇日本BMXの未来を切り拓く

世界から見たら、僕は未だ本当のトップになりきれていない。BMXの場合、トップライダーもその下の階層も、実は技術的な差はほとんどないんです。ただ、決定的な違いは”結果”を出せているかどうか？

日本人ライダーが出せていない結果を、まず僕が出したい。日本の次世代のライダー・・・特に小中学生のライダーに夢をもってもらう意味でも、僕がこの壁をぶち破りたい。聖雄が出来たんだから、俺だって出来る！という自信を日本人ライダーに植え付けたいんです。

BMXは自分との戦いの連続です。気持ちの折れ曲がりが技の出来を左右しますし、根性を決めて一瞬一瞬に集中していかないと命の危険すら伴います。それでも僕がBMXを続けるのは、誰かに夢を与えられる競技だからだと思っています。

【プロフィール】
高木聖雄（たかぎ・としお）

1989年7月18日　岐阜県出身
BMXプロライダー

中学生時代よりBMX（バイシクルモトクロス）と出会い今も毎日乗り続けている
高校入学後、BMX全日本選手権endpoint81エキスパートクラス優勝、プロクラス昇格　
その後、全国各地コンテストおよびテレビ出演、雑誌・新聞取材、BMXショー・練習会等、年間20前後開催&出演している
2009年には海外コンテストに初出場　8位入賞（韓国）
日本人史上初　フロントフリップをメイク（成功）させた
2011年 2012年　BMX Parkライダー日本チャンピオン

好きな言葉「アイ　ビリーブ（自分を信じる）」「気にしたら負け！」
大切にすること「一宿　一飯の　恩を忘れない人」



◇支援金の使い道について

・2014年1月ノースカロライナ州グリーンビルへの往復航空券
※目標金額を達成できずに終了した場合は、その後の世界大会参加のための費用に回します。

【世界大会参加予定】
３月頃　BMX JAM（カナダ/トロント）
４月頃　SIMPLE SESSION（エストニア）
６月頃　BMX MASTERS（ドイツ/ケルン

写真提供：Yuta Yoshida、Nori

Toshio Takagiのブログ http://www.signal-jp.com/blog/toshio-takagi/